ほっ‐す【払子】
《唐音》獣毛や麻などを束ねて柄をつけたもの。もとインドで蚊・ハエやちりを払うのに用いたが、のち法具となって、中国の禅宗では僧が説法時に威儀を正すのに用いるようになり、日本でも真宗以外の高僧が用いる。
ほっ‐す【法主】
「ほうしゅ(法主)」に同じ。
ほっ‐すう【法数】
仏教の教義を、数によって分類・解説したもの。四諦(したい)・六波羅蜜(ろくはらみつ)・十二因縁など。
ほっす‐がい【払子貝】
六放海綿綱ホッスガイ科の海綿動物。体は10〜15センチのコップ状。下につく長い硅質(けいしつ)の柄で海底に固着する。相模湾や駿河湾の深海底に分布。
ほっ・する【欲する】
[動サ変][文]ほっ・す[サ変]《「ほりす」の音変化》 1 欲しいと思う。願う。望む。「平和を—・しない者はいない」「おのれの—・するところに従う」 2 (動詞の未然形に付いて「…んとほっす」の...
ほっ‐せ【法施】
⇒ほうせ(法施)
ほっ‐せき【発赤】
[名](スル)皮膚や粘膜の一部が充血して赤くなること。炎症などによって起こる。はっせき。
ほっ‐そう【法相】
仏語。 1 一切の存在の差別(しゃべつ)の姿。万象のありさま。 2 「法相宗」の略。
ほっそう‐しゅう【法相宗】
中国十三宗・日本南都六宗の一。瑜伽師地論(ゆがしじろん)・成唯識論(じょうゆいしきろん)などを根本典籍とし、万有は識すなわち心の働きによるものとして、存在するものの相を究明する宗派。玄奘(げんじ...
ほっ‐そく【発足】
[名](スル) 1 組織や機構などが設けられ、活動を始めること。はっそく。「米価審議会が—する」 2 出発すること。はっそく。「力無く故土(こど)に向けて—する」〈太宰・竹青〉