たてまつり‐もの【奉り物】
1 献上する品物。みつぎもの。「百済(くだら)の—をけがしみだれりといふ」〈神功紀〉 2 《尊敬語「たてまつる」から》貴人の衣服。お召し物。「おほやけの—は、おろそかなるをもてよしとす」〈徒然・二〉
手車(てぐるま)に乗(の)・せる
1 大切に扱う。また、ちやほやする。 2 他人を自分の思いどおりに操る。
でき‐たて【出来立て】
できあがったばかりであること。また、そのもの。「—のほやほや」
とよ‐あきつしま【豊秋津島】
《古くは「とよあきづしま」》大和(やまと)を中心とする国。転じて、日本国の美称。「すなはち大日本(おほやまと)—を生む」〈神代紀・上〉
とり‐みだ・る【取り乱る】
[動ラ四]心の落ち着きを失う。取り乱す。「朝廷(おほやけ)に数まへられ奉りては、また—・り暇(いとま)なくなどして」〈源・朝顔〉
[動ラ下二]「とりみだれる」の文語形。
なり‐たて【成(り)立て】
1 なって間もないこと。「まだ春に—の肌寒いころ」「—のほやほやの社会人」 2 そうなった由来、経歴。「銘々の親方分限の—を語りけるに」〈浮・永代蔵・五〉
なり‐み・つ【鳴り満つ】
[動タ四]あたり一面に響きわたる。「(雷ガ)なほやまず—・ちて」〈源・須磨〉
のさ
[形動ナリ]のんびりしているさま。また、間が抜けているさま。「おほやうにせんと心がくれば、見所少なくて、—になる相あり」〈花鏡〉
恥(はじ)を見(み)・す
恥をかかせる。恥ずかしい目にあわせる。「ここらの公人(おほやけびと)に見せて—・せむ」〈竹取〉
羽(はね)を並(なら)・ぶ
1 《中国の、比翼の鳥の伝説から》男女・夫婦がこまやかな愛情で結ばれる。羽を交わす。「木にもおひず羽も並べで何しかも浪路隔てて君を聞くらむ」〈拾遺・雑上〉 2 臣下が協力して主君を助ける。「公(...