はな‐ぐもり【花曇(り)】
桜の花の咲くころの、薄くぼんやりと曇った空模様。《季 春》「—朧につづく夕べかな/蕪村」
ばく‐ぜん【漠然】
[ト・タル][文][形動タリ]ぼんやりとして、はっきりしないさま。広くてはてしのないさま。「—とした不安を抱く」「—たる平原」
ばく‐ばく【漠漠】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 広々として果てしないさま。「—たる荒野」 2 ぼんやりとしているさま。とりとめのないさま。「空々—」「—たる挨拶をした」〈漱石・虞美人草〉
膝枕(ひざまくら)に頰杖(ほおづえ)
美人の膝を枕に寝るのと、ひとりでぼんやり頰杖をついているのとでは、大変な違いがあるということ。また、のんきなことのたとえ。
ひ‐も‐すがら【終日】
[副]朝から晩まで。一日じゅう。ひねもす。「—ぼんやりと、手足を伸ばして」〈谷崎・人魚の嘆き〉
ひる‐あんどん【昼行灯】
《日中に行灯をともしても、うすぼんやりとしているところから》ぼんやりした人、役に立たない人をあざけっていう語。
び‐ぼう【微茫】
[ト・タル][文][形動タリ]かすかでぼんやりしているさま。「月に淡き銀河一道、—として白く海より海に流れ入る」〈蘆花・不如帰〉
ファイトエストロゲン【phytoestrogens】
《phyto はギリシャ語で植物の意。「フィトエストロゲン」とも》体内で雌性ホルモンに似たはたらきをする植物由来の物質の総称。イソフラボンやリグナンが知られる。植物エストロゲン。
ふうてん‐ぞく【瘋癲族】
《多く「フーテン族」と書く》昭和42年(1967)夏ごろ、夕方になると東京新宿駅東口前の芝生に集まり、何をするでもなくぼんやりとしていた、長髪にジーパン姿の若者達をいった言葉。
ぶ‐ぜん【憮然】
[ト・タル][文][形動タリ]失望・落胆してどうすることもできないでいるさま。また、意外なことに驚きあきれているさま。「—としてため息をつく」「—たる面持ちで成り行きを見る」 [補説]近年、「憮...