えん‐み【魘魅/厭魅】
まじないで、のろい殺すこと。「玉体不予して—を献じ呪咀す」〈愚管抄・二〉
おおくにぬし‐の‐みこと【大国主命】
素戔嗚尊(すさのおのみこと)の子、または6世の孫とされ、出雲大社の祭神。少彦名神(すくなびこなのかみ)とともに、中つ国の経営を行ったが、天照大神(あまてらすおおみかみ)の使者が来ると国土を献上し...
じゅ‐し【呪師】
《「しゅし」とも》 1 まじないをする職。呪禁(じゅごん)師。 2 法会に際して、加持祈祷(きとう)など密教的な行法をする僧。法呪師。ずし。 3 法会のあとなどに2の行う行法の威力をわかりやすく...
しゅ・す【呪す】
[動サ変]《「じゅす」とも》のろう。まじないをする。「外道また虚空に向かって且(しばら)く—・したるに」〈太平記・二四〉
よけ【避け/除け】
よけること。特に、害をさけるためのまじない。また、そのためのもの。「雨—」「魔—」「厄—」
まじない‐し【呪い師】
まじないを業とする人。
ほうろく‐わり【焙烙割り】
1 厄除けのまじない。焙烙を高い所から落として割るもの。 2 焙烙をかぶり目隠しをした者が二手に分かれて打ち合い、相手の焙烙を多く割ったほうを勝ちとする遊戯。
まじく‐な・う
[動ハ四] 1 まじないをかける。「おめい茶釜を—・ったか」〈人・寒紅丑日待〉 2 とりつくろう。ごまかす。「これにて諸事—・ふはなんと忠心者でござりませう」〈伎・絵本合法衢〉
ほうそう‐え【疱瘡絵】
疱瘡よけのまじないに貼(は)った赤摺(ず)りの錦絵。鍾馗(しょうき)・鎮西八郎為朝・桃太郎などが描かれた。
まじ‐わざ【蠱業/蠱事】
まじものの術。人をのろうまじない。呪詛(じゅそ)。「その—する陰陽師(おんやうじ)のいはく」〈宇治拾遺・一〇〉