まつ‐がく【末学】
1 重要でない枝葉末節の学問。 2 未熟な学問。また、未熟な学者。後進の学者。 3 学者が自分をへりくだっていう語。
まつがさき【松ヶ崎】
京都市左京区の地名。高野川の西に位置する。[歌枕]「千歳ふる—には群れゐつつ田鶴(たづ)さへあそぶ心あるらし」〈拾遺・神楽歌〉
まつ‐がさね【松重/松襲】
1 襲の色目の名。表は萌葱(もえぎ)、裏は紫。中陪(なかべ)を加えるときは香色(こういろ)。 2 浅葱の無垢(むく)をいう女房詞。
まつ‐が‐ね【松が根】
松の木の根。「大伴(おほとも)の高師(たかし)の浜の—を枕き寝(ぬ)れど家し偲(しの)はゆ」〈万・六六〉
まつがね‐の【松が根の】
[枕] 1 「松」と同音の「待つ」にかかる。「—待つこと遠み天(あま)伝ふ」〈万・三二五八〉 2 松の根が長くのびるところから、「絶ゆることなく」にかかる。「—絶ゆることなくあをによし奈良の都に...
まつ‐がみ【松紙】
松葉色に染めた紙。「青紙、—」〈宇津保・あて宮〉
まつき‐けんじろう【松木謙治郎】
[1909〜1986]プロ野球選手・監督。福井の生まれ。明大で一塁手として活躍後、昭和11年(1936)大阪タイガース(阪神の前身)に入団、首位打者を獲得するなどして同球団の黄金時代を築く。戦後...
まつ‐ぎ【末技】
1 重要でない枝葉末節のわざ。末梢(まっしょう)的な技芸。 2 未熟なわざ。つたないわざ。
まつくい‐むし【松食虫/松喰虫】
松の樹皮と材部の間を食い進むなどして枯死させる害虫。キクイムシ・ゾウムシ類をさすことが多いが、マツノザイセンチュウによる被害が大きい。松の葉を食い荒らす松毛虫などをいうこともある。
まつ‐ぐみ【松茱萸/松胡頽子】
オオバヤドリギ科の半寄生性の常緑低木。アカマツ・モミなどの枝に寄生。葉は革質で細く小さい。7月ごろ、深紅色の花をつけ、実は丸く、翌春に赤く熟し、グミに似る。