かい‐じん【海人】
1 漁民。あま。「ほだはら、数の子を売る—までも」〈浮・織留・三〉 2 「海神(かいじん)」に同じ。「御母は玉より姫、—のむすめなり」〈平家・五〉
おもい‐つづ・ける【思い続ける】
[動カ下一][文]おもひつづ・く[カ下二] 1 いつまでもそのことを思う。いつも考える。「亡き子を—・ける」 2 思いを歌の形で表す。述懐する。「ある女房、君かくれさせ給ひぬと承って、かうぞ—・...
から‐てんじく【唐天竺】
中国とインド。非常に遠い所のたとえ。「—の果てまでも」
かちっ‐ぱなし【勝ちっ放し】
どこまでも続けて勝つこと。勝ちどおし。
かぶろ‐だち【禿立ち】
1 遊女になる前の見習い期間。かぶろ3の年ごろ。「—より見ならひ、わざと教へるまでもなし」〈浮・一代女・一〉 2 かぶろ3出身の遊女。「とんと坐りしゐずまひは、—見るごとくなり」〈浄・反魂香〉
かたり‐ぐさ【語り種】
いつまでも人の口に上るような話題。話のたね。かたらいぐさ。「のちのちまでの—になる」
かかり‐もの【掛(か)り者】
他家に身を寄せて食住の世話になっている人。居候。食客。「いつまでもぶらぶらとここに—になっているのが済まないような気がして」〈三重吉・桑の実〉
カセクシス【cathexis】
精神分析理論で、精神的エネルギーが、特定の活動・観念・物・人などに向けつづけられること。特定の人や物に対する好悪の感情が、いつまでも続くこと。
おもい‐まよ・う【思い迷う】
[動ワ五(ハ四)]あれかこれかと考えが定まらない。思い惑う。「叔父の家の門へ行くまでも—・った」〈藤村・家〉
おぽっぽ
[形動]うわついているさま。のんきに遊び回るさま。うぽっぽ。「そう何時(いつ)までも—で遊ばせても置けないと思うと」〈二葉亭・浮雲〉