まぶ‐ぐるい【間夫狂ひ】
遊女が情夫に夢中になること。「—をせず、心まめに客衆の気をとり」〈浮・禁短気・五〉
ま‐ぶし【蔟/蚕簿】
蚕が繭を作るときの足場にするもの。ボール紙などを井桁(いげた)に組んで区画したものが用いられ、一区画に一つの繭を作らせる。ぞく。
ま‐ぶし【目伏し】
目つき。まなざし。「この聖も、丈高やかに、—つべたましくて」〈源・柏木〉
ま‐ぶし【射翳】
1 猟師が獲物を射るために、柴(しば)などを折って自分のからだを隠すもの。また、隠す場所。「—差す猟夫(さつを)の笛の声ぞとも知らでや鹿の鳴き交はすらん」〈夫木・一二〉 2 まちぶせすること。ま...
まぶし・い【眩しい】
[形][文]まぶ・し[シク] 1 光が強すぎて、まともに見にくい。まばゆい。「裸電球が—・い」 2 まともに見ることがためらわれるほど美しい。また、尊い。「彼女の輝くばかりの笑顔が—・い」 [派...
まぶ・す【塗す】
[動サ五(四)]粉などを全体に付着させる。一面に塗りつける。まぶる。「きな粉を餅(もち)に—・す」 [可能]まぶせる
ま‐ぶた【瞼/目蓋】
《目のふたの意》眼球をおおって開いたり閉じたりする皮膚。眼瞼(がんけん)。まなぶた。まぶち。「—が重くなる」
瞼(まぶた)が重(おも)くな・る
眠くなる。眠気をもよおす。「腹がふくれると—・る」
まぶた‐の‐はは【瞼の母】
記憶に残っている母のおもかげ。 [補説]作品名別項。→瞼の母
まぶたのはは【瞼の母】
長谷川伸の戯曲。幼い頃に生き別れた母を探すやくざの忠太郎の物語。昭和5年(1930)雑誌「騒人」に発表。昭和6年(1931)明治座初演。 佐伯幸三監督による映画の題名。昭和27年(1952)...