わさ‐さ【早酒/醅】
醸造したまま、まだ火入れをしていない新酒。まだ、漉(こ)してない酒。わさざけ。〈色葉字類抄〉
わざ‐くれ
[名] 1 退屈しのぎの戯れにすること。「高が皆手づまの—小説の下手なのなり」〈露伴・新浦島〉 2 やけになること。自暴自棄。「継母がかりの—に、悪性狂ひも出で来るぞと」〈浄・冥途の飛脚〉
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わすれ‐じお【忘れ潮】
満潮時にたまった海水が、潮が引いてもそのまま残っているもの。
わた‐こ【綿子】
真綿をそのまま縫って作った防寒衣やかぶりもの。また、袖なしの綿入れ。《季 冬》
わ‐どり【我鳥】
自分のものである鳥。自分の思うままになる鳥。「今こそは—にあらめ後は汝鳥(などり)にあらむを」〈記・上・歌謡〉
わびし・い【侘しい】
[形][文]わび・し[シク] 1 ひどくもの静かでさびしい。「人里離れた—・い田舎」 2 心が慰められないさま。心細い。「ひとり—・く夕食をとる」「—・い下宿生活」 3 貧しくてあわれなさま。み...
わやく
[名・形動]《「おうあく(枉惑)」の音変化》 1 無理を言ったりしたりすること。また、そのさま。「随分—も遠慮なしに仰せらるる」〈露伴・寝耳鉄砲〉 2 子供などが悪ふざけをすること。また、そのさ...
わらい‐さか・ゆ【笑ひ栄ゆ】
[動ヤ下二]晴れ晴れとうれしそうに笑う。「かぐや姫の、暮るるままに思ひわびつる心地—・えて」〈竹取〉
わらじ‐がけ【草鞋掛け】
1 わらじをはいていること。わらじをはいたままであること。遠くへ出かけたりするさまを表す。 2 わらじをはくときに当てる足の甲掛け。
わらじ‐ざけ【草鞋酒】
旅立ちの際に、わらじをはいたまま飲む酒。別れに際しての酒盛り。