まえ‐きん【前金】
1 品物を受け取る前に代金を支払うこと。前払いすること。また、その代金。ぜんきん。⇔後金(あときん)。 2 手付金。内金(うちきん)。まえがね。
まえ‐ぎんちゃく【前巾着】
《「まえきんちゃく」とも》「前提(まえさ)げ」に同じ。「お物師が縫うてくれし—に」〈浮・一代男・一〉
まえ‐ぎり【前桐】
箪笥(たんす)などで、前部の板だけに桐材が使ってあること。また、そのもの。総桐などに対していう。
まえ‐く【前句】
1 連歌・俳諧で、付句(つけく)の前に位置する句。 2 「前句付け」の略。
まえく‐づけ【前句付(け)】
雑俳の一。出題された七・七の短句(前句)に五・七・五の長句(付句)をつけるもの。元禄(1688〜1704)ごろから庶民の間に流行、のちの川柳の母体となる。例えば「美事(みごと)なりけり美事なりけ...
まえ‐げい【前芸】
本芸に入る前に小手調べとして演じるちょっとした芸。
まえ‐げいき【前景気】
事の始まる前の人気・評判。「—をあおる」
まえ‐こうじょう【前口上】
実演・実技などの始まる前に述べる口上。また、本題に入る前に述べる言葉。まえおき。「—が長い」
まえ‐こぐち【前小口】
書物の、背の反対側の部分。小口。→小口2
まえ‐こごみ【前屈み】
「まえかがみ」に同じ。