ゆり【揺り】
1 ゆれること。また、ゆらすこと。ゆれ。 2 巫女(みこ)が死霊の口寄せをするとき、弓で打ち鳴らす具。 3 邦楽で、声または楽器の音をゆらすこと。また、その技法。前者では声明(しょうみょう)・謡...
よしだ‐じんじゃ【吉田神社】
京都市左京区にある神社。祭神は健御賀豆知命(たけみかつちのみこと)ほか三神。貞観年間(859〜877)に奈良春日大社から勧請(かんじょう)して創建。室町末期、神官吉田兼倶(よしだかねとも)が吉田...
よ【輿】
[人名用漢字] [音]ヨ(呉)(漢) [訓]こし 1 何人かで担いで運ぶ乗り物。こし。かご。「肩輿・車輿・乗輿・神輿(しんよ)・鸞輿(らんよ)・輦輿(れんよ)」 2 万物をのせる台。大地。「輿地...
よしだ‐の‐ひまつり【吉田の火祭】
山梨県富士吉田市の浅間神社と諏訪(すわ)神社で、8月26・27日に行われる祭礼。富士山をかたどった御影(みかげ)と呼ばれる御輿(みこし)が渡御(とぎょ)したのち、沿道に立てられた大松明(たいまつ...
より‐まし【寄坐/憑子/尸童】
《神霊の「寄り坐(ま)し」の意》修験者や巫子(みこ)が神降ろしをする際に、神霊を乗り移らせる童子や人形。
よみ‐い・れる【詠(み)入れる】
[動ラ下一][文]よみい・る[ラ下二]詩歌の中に物の名などを詠みこむ。「一首の中に雪月花を—・れる」
よ‐だ・つ【夜立つ】
[動タ四]夜に旅立つ。「大君の命(みこと)恐(かしこ)みかなし妹(いも)が手枕(たまくら)離れ—・ち来ぬかも」〈万・三四八〇〉
ゆ‐まり【尿】
《「ゆ」は湯、「まり」は排泄する意の動詞「ま(放)る」の連用形の名詞化》小便。ゆばり。いばり。「伊弉諾尊(いざなぎのみこと)乃ち大樹に向かって—まる」〈兼方本神代紀・上〉
ゆ‐だて【湯立て】
禊(みそぎ)の一。神前の大釜に湯を沸かし、巫女(みこ)や神官が熱湯に笹(ささ)の葉をひたして自分のからだや参詣人にふりかける儀式。ゆだち。
ら‐ま
[接尾]《上代語》名詞に付いて、そのものであることを強く指定する意を表す。「奴(やっこ)—」「まほ—」「天皇(すめら)が大命—と親王等(みことたち)又汝王(いましおほきみ)たち」〈続紀宣命・聖武〉