みず‐ぐ・む【水含む】
[動マ四]水けをふくむ。また、果物が熟しすぎる。熟(う)む。「瓜を取りいでたりけるが、わろくなりて—・みたりければ」〈著聞集・一八〉
みず‐ぐも【水蜘蛛】
1 ミズグモ科のクモ。体長約1.5センチ。水中生活をする特異なクモで、水草の間に網巣を張り、水面から体の毛に空気をつけて運び、空気の部屋を作る。ユーラシアに分布し、日本でも見つかっている。 2 ...
みず‐ぐるま【水車】
1 「すいしゃ(水車)1」に同じ。 2 刀や槍を振り回すこと。激しく敵に襲いかかるようす。「—を回し、しだいしだいに攻め寄って」〈盛衰記・二二〉
みず‐け【水気】
物に含まれている水の量。水分。すいき。「—の多い果物」
みず‐けむり【水煙】
1 水面に立ちのぼる霧。「湖面に—が立ちこめる」 2 水が細かく飛び散って煙のように見えるしぶき。飛沫(ひまつ)。すいえん。「滝つぼから—が立つ」
みず‐げい【水芸】
水を用いる曲芸や手品。囃子(はやし)に合わせて、扇子や刀・衣服などの先から水を噴き出させるもの。細い管を通した仕掛けがしてあり、多く女性が演じる。《季 夏》
みず‐げた【水下駄】
深田や湿地に入るときに履く幅の広い下駄。大足(おおあし)。代踏(しろふ)み下駄。
みず‐げんか【水喧嘩】
日照りのときに、農民が互いに自分の田に多く水を引こうとして争うこと。水論。水争い。《季 夏》
みず‐こ【水子/稚子】
《「みずご」とも》 1 生まれてあまり日のたたない子。あかご。「—の顔を見入っていた」〈秋声・足迹〉 2 胎児。特に、流産または堕胎した胎児。「—供養」
みずこい‐どり【水恋鳥】
アカショウビンの別名。《季 夏》