み‐ず‐ち【蛟/虬/虯/螭】
《古くは「みつち」。「み」は水、「つ」は「の」、「ち」は霊の意》想像上の動物。蛇に似て長く、角と4本の足がある。水中にすみ、毒気を吐いて人を害するという。
みず‐ちどり【水千鳥】
ラン科の多年草。湿原に生え、高さ50〜70センチ。葉は線形でつやがあり、互生し、基部のものは茎を抱く。6、7月ごろ、細い距(きょ)をもつ白い花を総状につけ、芳香があるのでジャコウチドリともいう。
みず‐ぢゃや【水茶屋】
《「みずちゃや」とも》江戸時代、道ばたや社寺の境内などで、茶などを飲ませて休息させた店。茶店(ちゃみせ)。
みず‐ちゅうどく【水中毒】
抗利尿ホルモンの分泌過剰などのため、体内に水が過剰に停滞し、体液が薄められて浸透圧が低下した状態。
みず‐ちょう【水帳】
《「水帳」は「御図帳」の当て字》 1 検地帳のこと。 2 人別帳のこと。
みず‐ぢょうし【水調子】
《「みずちょうし」とも》三味線の弦をゆるく張り、調子を特に低くしたもの。
みずっ‐ぱな【水っ洟】
水のように薄い鼻汁。みずばな。「—をすすりあげる」《季 冬》
みずっ‐ぽ・い【水っぽい】
[形]水けを含んでいる。水分が多くて味が薄い。「—・いカレー」 [派生]みずっぽさ[名]
みず‐つき【承鞚/水付/七寸】
1 轡(くつわ)の部分の名。手綱(たづな)の両端を結びつける轡の引き手。みずき。 2 手綱の両端。
みず‐つぎ【水注ぎ】
1 「水差し1」に同じ。 2 茶の湯で、水指(みずさし)に水を注ぐ器。