みの‐がみ【美濃紙】
美濃(岐阜県)産の和紙の総称。奈良時代から優良品として知られ、書院紙・森下紙・天具帖(てんぐじょう)ほか種類も多い。特に書院紙は有名で、美濃紙の異称ともなった。直紙(じきし)。みのし。みの。 [...
みの‐がめ【蓑亀】
甲羅(こうら)に緑藻などが生えて、蓑を着ているように見えるイシガメ。昔から長寿のしるしとされ、文様などに描かれる。
み‐のき【三軒】
垂木(たるき)が三重に突き出ている軒。内側から地垂木(じだるき)、一の飛檐垂木(ひえんだるき)、二の飛檐垂木とよぶ。紫宸殿・興福寺北円堂などにみられる。
みの‐ぎぬ【美濃絹】
岐阜県で産する絹織物。
み‐の‐け【身の毛】
からだに生えている毛。
身(み)の毛(け)がよだ・つ
恐怖のために、身の毛が逆立つ。ぞっとする。身の毛立つ。「—・つ陰惨な事件」
みのけ‐だ・つ【身の毛立つ】
[動タ五(四)]寒さや恐怖のために、からだの毛が逆立つ。身の毛がよだつ。「—・つような怖い話」
身(み)の毛(け)を詰(つ)・める
ひどく恐ろしい目にあう。ひどく恐れる。「もはやお手うちになるかとぞんじて—・めてござる」〈虎明狂・二千石〉
みの‐げ【蓑毛】
1 蓑に編んだ茅(かや)・菅(すげ)などが、毛のように垂れ下がっているもの。 2 サギの首から垂れ下がっている蓑のような羽毛。「すごきかな鴨の川原の朝風に—乱れて鷺立てるめり」〈拾玉集・一〉
みの‐こう【箕甲】
切妻(きりづま)屋根や入母屋(いりもや)屋根で、破風ぎわの曲面をなす部分。