むし‐づよ・い【虫強い】
[形][文]むしづよ・し[ク] 1 我慢強い。忍耐強い。「—・ふ半年余りもこらへて見たれど」〈浮・姑気質〉 2 あつかましい。虫がいい。「知らぬ顔で奉加さするは—・い穿鑿」〈浄・道成寺現在蛇鱗〉...
むし‐とり【虫取り】
虫を取ること。また、それを取る道具。
むしとり‐あみ【虫取(り)網】
⇒捕虫網
むしとり‐すみれ【虫取菫】
タヌキモ科の多年生の食虫植物。高山の湿地に生え、高さ5〜15センチ。葉は根元から数枚出て長楕円形。葉の縁が内側に巻き込み、表面には粘液を分泌する腺毛が密にあり、虫を捕らえる。夏、花茎を伸ばし、紫...
むしとり‐なでしこ【虫取撫子】
ナデシコ科の一年草。高さ約50センチ。葉は卵形で対生。5、6月ごろ、紅または白色の小花が多数咲く。茎の節から粘液を出すが、食虫植物ではない。南ヨーロッパの原産。こまちそう。はえとりなでしこ。《季 夏》
むし‐なべ【蒸(し)鍋】
食物を蒸すのに使う鍋。ふつう二段重ねで、上鍋の底に多数の細かい穴がある。蒸し器。
むし‐に【蒸(し)煮】
調理で、蒸してから煮ること。または、蓋をして蒸すように煮ること。蒸煮(じょうしゃ)。
むしにゅうこけい‐ぶん【無脂乳固形分】
牛乳に含まれる、乳脂肪分以外の固形成分。たんぱく質・糖質・ビタミン・ミネラルなど。SNF(solids-not-fat)。
むし‐の‐あいかた【虫の合方】
歌舞伎下座音楽の一。虫の声をうつした本調子の三味線曲。静かな秋の夜や寂しい野原の情景を表すときに用いる。
むし‐の‐いき【虫の息】
弱り果てて、今にも絶えそうな呼吸。また、その状態。