むつ・ける【憤ける】
[動カ下一][文]むつ・く[カ下二] 1 機嫌を損ねる。いきどおる。「我思はずと妹(いも)—・けたり」〈新撰六帖・五〉 2 からだが弱る。「なまぐさき風吹きかよひ、人の身にあたるといなや、—・け...
むつ‐ごと【睦言】
仲よく語り合う会話。特に、男女の寝室での語らい。「—を交わす」
むつ‐し【むつ市】
⇒むつ
むつ‐どき【六つ時】
「六つ3」に同じ。「明朝正—、御前において立ち合へと」〈浄・伊賀越〉
むつ‐の‐お【六つの緒】
《弦が6本あるところから》和琴(わごん)の異称。
むつ‐の‐くに【陸奥国】
⇒陸奥
むつ‐の‐ちまた【六つの巷】
「六道(ろくどう)」に同じ。「待てしばし子を思ふ闇に迷ふらん—の道しるべせん」〈太平記・六〉
むつ‐の‐はな【六つの花】
雪の異称。6弁の花のように結晶するところからいう。「おしなべて草木にかはる色もなし誰かは—と見るらん」〈廻国雑記〉
むつ‐の‐みち【六つの道】
「六道(ろくどう)」に同じ。「わが頼む七の社(=日吉七社)のゆふだすきかけても—に帰すな」〈新古今・神祇〉
むつ‐び【睦び】
親しくすること。親しむこと。「君と我とが年頃の—、永く別るべし」〈今昔・一〇・三〉