ひ‐りん【鄙吝/卑吝】
いやしくてけちなこと。「彼をして—に陥らしむる」〈漱石・それから〉
びん‐べん【黽勉/僶俛】
[名](スル)つとめはげむこと。精を出すこと。「—よく努めて忽ち世の認むるところとなった」〈里見弴・今年竹〉
ひ‐ほ【裨補】
[名](スル)助けおぎなうこと。「我れの発達を—せしむるの用に供すべきのみ」〈雪嶺・偽悪醜日本人〉
フェザン【Fezzan】
リビア南西内陸部の地域名。サハラ砂漠の一部でオアシスが点在する。主な都市はムルズク、セブハであり、古くからサハラ交易で栄えた。アラブ人のほか、遊牧民のトゥアレグ族が居住する。フェザーン。
ひず・む【歪む】
[動マ五(四)] 1 ゆがんだ形になる。いびつになる。ゆがむ。「顔の表情が—・む」 2 テレビ・オーディオなどで歪(ひず)み3が生じる。「スピーカーの高音部が—・む」
[動マ下二] 1 かが...
ひ‐ばく【被爆】
[名](スル) 1 爆撃を受けること。「空襲で—する」 2 原水爆による攻撃を受けること。また、その放射能の害をこうむること。「核実験で—する」「—者」
ふう‐い【諷意】
遠まわしに示された意味。ほのめかした気持ち。「小説に—を寓して世を誡むるの力あるは」〈逍遥・小説神髄〉
フスタート【Fustat】
エジプトの首都カイロの旧市街、オールドカイロの一画にある都市遺跡。7世紀にアラブ軍の将軍アムル=イブン=アル=アースがエジプトを征服し、軍事拠点(ミスル)を置き、現在のカイロ発祥の地となった。1...
ほうぶり【葬り】
ほうむること。ほうむり。「死にたる人の—などえせぬをば」〈今昔・二九・一八〉
ぼう‐ぜん【惘然】
[ト・タル][文][形動タリ]「呆然(ぼうぜん)」に同じ。「頓には其の—たるより覚むるを得ざるなりき」〈紅葉・金色夜叉〉