むろ【室】
1 物を保存、または育成のために、外気を防ぐように作った部屋。氷室(ひむろ)・麹室(こうじむろ)など。 2 山腹などに掘って作った岩屋。石室(いしむろ)。 3 僧の住居。僧房。庵室。 4 古代、...
むろ【榁/杜松】
植物ネズの古名。「うすにびの紙にて、—の枝につけ給へり」〈かげろふ・中〉 [補説]「榁」は国字。
むろ【牟婁】
三重県の北・南牟婁郡と、和歌山県の東・西牟婁郡の地域。もと紀伊国の郡名。
む‐ろ【無漏】
《「漏」は煩悩(ぼんのう)の意》仏語。煩悩のないこと。また、その境地。⇔有漏(うろ)。
むろ‐あじ【室鰺/鰘】
アジ科の海水魚。全長約40センチ。体はやや細長く、ぜんごとよぶ硬いうろこが尾部にしかない。体側中央に赤褐色の縦帯がある。本州中部以南に産し、マアジより暖海を好む。よく似て尾びれの赤いものはオアカ...
むろうあかめあおやま‐こくていこうえん【室生赤目青山国定公園】
奈良県と三重県にまたがる国定公園。室生火山群・高見山地・青山高原などを含む地域。室生火山群中央部の滝川の渓谷にある赤目四十八滝や名張川支流の青蓮寺(しょうれんじ)川の香落渓(かおちだに)などの景...
むろう‐じ【室生寺】
奈良県宇陀市にある真言宗室生寺派の大本山。山号は、宀一(べんいつ)山。もと法相宗。天武天皇10年(681)天皇の勅により役小角(えんのおづの)の開創と伝える。平安時代に興福寺の賢璟(けんけい)...
むろ‐ぎみ【室君】
播磨(はりま)国室津(むろのつ)にいた遊女。転じて、一般に遊女をいう。「出羽、みよし、皆々—の名ぞかし」〈浮・五人女・一〉
む‐ろく【無禄】
禄のないこと。知行(ちぎょう)のないこと。無給。「—で仕える」「無位—」
むろこう‐だい【室工大】
「室蘭工業大学」の略称。