むぎうち‐うた【麦打ち歌】
麦打ちのときに歌う仕事歌。日中の庭仕事なので、明るい歌詞が多い。
むぎ‐うるし【麦漆】
生漆(きうるし)に小麦粉をまぜたもの。陶磁器・漆器などの破損部の接着に用いる。
むぎうるるひに【麦熟るる日に】
中野孝次の処女小説。苦学した著者自身の青春時代を題材とする自伝的作品で、3部からなる。昭和53年(1978)刊行。翌年、第7回平林たい子文学賞受賞。
むぎ‐おし【麦押し】
「麺棒(めんぼう)」に同じ。
むぎ‐おすき【麦押す木】
「麺棒(めんぼう)」に同じ。
むぎ‐かす【麦滓】
「麩(ふすま)」に同じ。〈和名抄〉
むぎ‐かた【麦形/捻頭】
古代の菓子。小麦粉を練り、頭をねじった形にして揚げたもの。〈和名抄〉
むぎ‐から【麦稈】
《「むぎがら」とも》「麦藁(むぎわら)」に同じ。〈和名抄〉
むぎ‐かり【麦刈(り)】
実った麦を刈り取ること。《季 夏》「—へ一本の畦(あぜ)食運ぶ/欣一」
むぎ‐きり【麦切り】
大麦の粉を練ってのばし、短いうどんのように切ったもの。