めいぶつ‐ぎれ【名物切/名物裂】
1 中世から近世初期にかけて、主として中国の宋・元・明から伝来した織物。名物の茶入れ・茶碗などの袋や掛け軸の表装などに用いられ、珍重された。金襴(きんらん)・緞子(どんす)・間道(かんとう)など...
名物(めいぶつ)に旨(うま)い物(もの)なし
名物といわれるものは、えてしておいしくない。名は必ずしも実を伴わないことのたとえ。
めい‐ぶん【名分】
1 立場・身分に応じて守らなければならない道義上の分限。「—を立てる」「大義—」 2 事をするについての表向きの理由。名目。「機構改革を進めるには—に欠ける」
めい‐ぶん【名文】
すぐれた文章。有名な文章。
めい‐ぶん【名聞】
世間での評判や名声。みょうもん。「—にこだわる」
めい‐ぶん【明文】
1 はっきりと規定されてある条文。 2 わかりやすく筋の通った文章。
めい‐ぶん【銘文】
銘として、金石・器物・像などに刻まれた文字・文章。金石文。めいもん。
めい‐ぶん【迷文】
《「名文」をもじった語》見当違いだが、面白いところもある文。
めいぶん‐か【明文化】
[名](スル)はっきり文書で書き示すこと。「規定に—してある」「決定事項を—する」
めいぶん‐ろん【名分論】
中国哲学で、名称と分限の一致を求める伝統的思想のこと。名称は物の階級的秩序を反映しているので、名称を正すことによって階級的秩序を固定化しなければならないとする。