目(め)に遭(あ)・う
直接に経験する。体験する。多く、好ましくないことにいう。目を見る。「つらい—・う」「今度ばかりはひどい—・ったよ」
目(め)には青葉(あおば)山時鳥(やまほととぎす)初松魚(はつがつお)
山口素堂の俳句。初夏の事物を配し季節感を巧みに表現している。
目(め)に余(あま)・る
1 程度がひどくて黙って見ていられないほどである。「彼らの言動は—・る」 2 数が多くて一目で見渡せないほどである。「—・る大群」
目(め)に一丁字(いっていじ)なし
一つの字をも知らない。無学である。
目(め)の中(なか)へ入(い)れても痛(いた)くない
子供などを溺愛する気持ちやようすをたとえていう。目に入れても痛くない。
目(め)に浮(う)か・ぶ
実際に見ているように、頭の中に思い描かれる。「故郷の景色が—・ぶ」
メニエール‐びょう【メニエール病】
平衡感覚をつかさどる内耳に病変があって、耳鳴り・難聴を伴うめまいの発作が繰り返し起こる病気。1861年にフランスの耳鼻科医メニエール(P.Ménière)が報告。メニエール症候群。
目(め)に掛(か)か・る
見える。目に留まる。目につく。→御目(おめ)に掛かる「町の女房のよろしからぬ事ばかり—・りぬ」〈浮・男色大鑑・一〉
目(め)に掛(か)・ける
1 ひいきする。めんどうを見る。目を掛ける。「課長が—・けている部下」 2 目にとめる。また、めざす。「—・けたるかたきを討たずして」〈平家・四〉 3 はかりにかける。→御目(おめ)に掛ける「刻...
目(め)に角(かど)を立(た)・てる
ひどく怒ってにらみつける。目角(めかど)を立てる。「—・てるほどのことでもない」