目(め)から鱗(うろこ)が落(お)・ちる
《新約聖書「使徒行伝」第9章から》何かがきっかけになって、急に物事の実態などがよく見え、理解できるようになるたとえ。 [補説]文化庁が発表した平成19年度「国語に関する世論調査」では、本来の言い...
目(め)から鼻(はな)へ抜(ぬ)ける
非常に頭の働きのよいさま。また、抜け目なくすばしこいさまをいう。
目(め)から火(ひ)が◦出(で)る
頭を強くぶつけたとき、目の前が真っ暗になって光が飛び交うような感じがすることをいう。
め‐かり
場面や状況を見計らって気を利かすこと。「こんな時は—利かして」〈浄・宵庚申〉
め‐かり【和布刈(り)】
ワカメなどを刈り取ること。《季 春》
めかり‐う・つ
[動タ四]流し目をする。ちらりと見る。秋波(しゅうは)を送る。「壮(をとこ)—・つ」〈霊異記・上〉
めかり‐じんじゃ【和布刈神社】
福岡県北九州市にある神社。旧県社。祭神は、比売大神(ひめおおかみ)、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)ほか。仲哀天皇または神功皇后の創建と伝えられる。和布刈の神事で名高い。隼人明神。速戸社。
めかり‐の‐しんじ【和布刈(り)の神事】
山口県下関市の住吉神社と、福岡県北九州市の和布刈神社で、陰暦の大晦日(おおみそか)から元旦にかけて行われる神事。夜中の干潮時に神官が海に入ってワカメを刈り取り、神前に供える。《季 冬》
め‐か・る【目離る】
[動ラ下二]《「めがる」とも》しだいに会わなくなる。「かくてはべるほどだに御—・れずと思ふを」〈源・須磨〉
め‐かれ【目離れ】
《「めがれ」とも》見なくなること。疎遠になること。「思へども身をし分けねば—せぬ雪の積もるぞわが心なる」〈伊勢・八五〉