やみ‐つ・く【病み付く】
[動カ五(四)] 1 病気になる。わずらう。「—・いてからもう半月になる」 2 物事に熱中してやめられなくなる。「あいつを吉原へ連れていて、—・かせてやらう」〈咄・無事志有意〉
ゆうがお【夕顔】
源氏物語第4巻の巻名。また、その女主人公の名。初め頭中将(とうのちゅうじょう)に愛されて玉鬘(たまかずら)をもうけるが、のち光源氏の寵を受け、ある夜、物の怪(け)に襲われて急死する。
謡曲。...
やまと‐ことば【大和言葉/大和詞】
1 日本固有の言葉。漢語・外来語に対していう。和語。やまとことのは。 2 和歌。やまとうた。やまとことのは。「その—だに、つきなくならひにければ」〈源・東屋〉 3 平安時代の、上品な言葉。雅言(...
やみ【闇】
1 光のささない状態。暗いこと。「—に包まれる」 2 闇夜。「文化五年の辰年のこんな—の晩に」〈漱石・夢十夜〉 3 思慮分別がつかないこと。「心の—」 4 知識がないこと。「母の言葉の放った光に...
やり‐どく【遣り得】
それをしたほうが得であること。人の迷惑になることや法に触れることを、自分の楽しみや儲(もう)けを優先して厚かましく実行することにいう。
ゆりわかだいじん【百合若大臣】
幸若(こうわか)舞曲。2巻。作者未詳。室町時代に成立。観音の申し子百合若大臣の英雄譚(えいゆうたん)。蒙古(もうこ)を攻め降した百合若は、帰途無人島に置き去りにされるが、漂着した釣り人の舟で帰国...
ゆき‐め【雪目/雪眼】
晴天の雪原などにいて、雪に反射した紫外線で目が炎症を起こし、痛くなったり見えにくくなったりすること。雪眼炎。雪盲(せつもう)。《季 冬》「こころもとなき—して上京す/青畝」
ゆう‐もう【勇猛】
[名・形動]勇気があって何物をも恐れないこと。また、そのさま。「—な武将」「—果敢」 [派生]ゆうもうさ[名]
ゆうもん‐すい【幽門垂】
硬骨魚類に特有の消化器官。胃と腸の境界部から突き出した袋状の器官で、消化酵素を分泌する。塩辛の材料になる。腸盲嚢(ちょうもうのう)。
ゆう‐みょう【勇猛】
[名・形動ナリ]「ゆうもう(勇猛)」に同じ。「文覚(もんがく)無上の願を起こして—の行を企つ」〈平家・五〉