なげき‐の‐いろ【嘆きの色】
嘆き悲しむようす。和歌では多く、「木」に掛けて用いる。「夏山の木のした露の深ければかつぞ—もえにける」〈かげろふ・下〉
なお【直】
[形動ナリ]まっすぐで、曲折のないさま。→直直(なおなお) →真直(まなお)
[副] 1 取り立てて言うべき事もないさま。ありきたりに。「天の下の色好みの歌にては、—ぞありける」〈伊勢・三九...
なじょう
[副]「なんじょう
」に同じ。「—、かかる見苦しき人がさる事は思ひかくる」〈落窪・一〉
[連体]「なんじょう
」に同じ。「さる幼きほどなれば、—わざをもえせず」〈宇津保・俊蔭〉 「—事にさは...
とくさ‐いろ【木賊色】
1 染め色の名。黒みを帯びた緑色。 2 襲(かさね)の色目の名。表は黒ずんだ青、または萌葱(もえぎ)、裏は白。老人が着用する。
なめ‐こ【滑子】
モエギタケ科のキノコ。秋から冬にかけ、ブナなどの枯れ木に生える。茶色で、全体が粘液に覆われる。人工栽培もされ、色は淡い。味噌汁の具やおろし和えなどにする。《季 冬》「霧さむき月山—食ひ惜しむ/楸邨」
とど‐が‐さき【魹ヶ崎】
岩手県東部、重茂(おもえ)半島の岬。宮古(みやこ)市に属し、本州の最東端。
とかげ‐いろ【蜥蜴色】
縦糸を浅葱(あさぎ)または萌葱(もえぎ)に染め、横糸を赤く染めた織り色。光線の具合で横糸の赤色が交差し、トカゲの色に似る。
にまい‐がた【二枚肩】
駕籠(かご)を二人でかつぐこと。また、その駕籠。「—にもえ乗らいで」〈松の葉・三〉
たび‐い【旅居】
自宅を離れて他の場所にいること。また、旅先のすまい。たびずまい。「例の家にもえ行かず、すずろなる—のみして」〈源・蜻蛉〉
ちいき‐れいだんぼうシステム【地域冷暖房システム】
地域内の複数の建物に対して一元的に冷暖房や給湯を行うシステム。個別に冷暖房を行う場合よりもエネルギーの利用効率が高く、経済性や環境保全の面で有利になる。