もち‐の‐ふだ【餅の札】
近世、乞食などに年末に祝いの餅を施し、その印として家の門柱に張った札。「弱法師(よろぼふし)わが門ゆるせ—/其角」〈猿蓑〉
もち‐はこび【持(ち)運び】
持って運ぶこと。運搬。「—に便利な大きさ」
もち‐はこ・ぶ【持(ち)運ぶ】
[動バ五(四)]持って他の所へ運ぶ。運搬する。「会場にいすを—・ぶ」
もち‐はだ【餅肌/餅膚】
つきたての餅のように、きめ細かくなめらかな白い肌。
もち‐はなし【持(ち)放し】
水平部材の、垂る木などの支点より外側に突き出した部分。
餅(もち)は餅屋(もちや)
餅は餅屋のついたものがいちばんうまい。その道のことはやはり専門家が一番であるというたとえ。餅屋は餅屋。
もち‐ば【持(ち)場】
受け持ちの場所。担当する部署。「—につく」「—を離れる」
もち‐ばな【餅花】
柳などの枝に、さまざまな色・形をした小さな餅や団子を花のようにつけたもの。小正月に神棚や室内に飾る。《季 新年》「—や不幸に慣るること勿れ/草田男」→繭玉(まゆだま)
もちばな‐いり【餅花煎り】
正月に飾った餅花をしまっておいて、2月の涅槃会(ねはんえ)の供物として煎ったもの。また、餅を細かく切ってあられにして用いることもある。
もち‐ばら【餅腹】
餅を食べて満腹した腹。