そら‐に‐みつ
[枕]「大和(やまと)」にかかる。「—大和を置きて」〈万・二九〉 [補説]古来の枕詞「そらみつ」を「そらにみつ」と用いたのは柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)とされる。
そも‐さん【作麼生/怎麼生/什麼生】
[副]《中国宋代の俗語から。もと、禅問答のとき、相手の返事を促すのに用いた語》さあどうだ。いかに。「それにてとるべし、さなくばとらせじ、—と言ふ」〈仮・可笑記・五〉
ソルダム【soldum】
スモモの一品種。ニホンスモモとセイヨウスモモの交配種。日本のスモモの主要品種の一。果皮は緑色で、果肉は赤く甘酸っぱい。
そめもよういもせのかどまつ【染模様妹背門松】
浄瑠璃。世話物。2巻。菅専助作。明和4年(1767)大坂北堀江座初演。お染久松の情死事件を脚色したもので、紀海音作「お染久松袂(たもと)の白(しら)しぼり」の改作。
そ・る【逸る】
《「反る」と同語源》 [動ラ四] 1 鳥が手もとから離れて飛び去る。「争へば思ひにわぶるあま雲にまづ—・る鷹ぞ悲しかりける」〈かげろふ・中〉 2 思いがけない方へ向かう。それる。「このごろ、御...
それ‐がし【某】
[代] 1 不定称の指示代名詞。その名がわからない人や事物をさす。また、その名をわざとぼかしていう場合にも用いる。だれそれ。なになに。某(ぼう)。なにがし。「内大臣、右大将藤原朝臣—」〈宇津保・...
そ‐ほん【祖本】
伝本のもとになっている書物。作者の自筆本。
そんとく‐ずく【損得尽く】
もっぱら損得をもとにして行動すること。「—で請け負った仕事」
タータン【tartan】
多くの色を使った格子柄の綾織り毛織物。また、その柄。もと、スコットランドで氏族を表す紋章や儀式用の飾り章に用いられたもの。タータンチェック。
そんだい‐ご【尊大語】
待遇表現の一。話し手が自身を上位に置いて、尊大な意識のもとに表現するもの。「おれさま」「許してつかわす」など。