バッテラ【(ポルトガル)bateira】
《小舟の意》鮨飯の上に締め鯖(さば)をのせ、箱型で押し固めた鮨。もと、形が小舟に似ていたところからいう。バッテーラ。《季 夏》
はし‐もと【橋本】
橋のたもと。橋詰め。「植ゑしより—さらぬ遅桜春の暮れをや待ちわたるらむ」〈木工権頭為忠百首〉
はな‐みち【花道】
1 歌舞伎劇場の舞台設備の一。観客席を縦に貫いて舞台に至る、俳優の出入りする道。寛文(1661〜1673)ごろ発生し、元文(1736〜1741)ごろ完成した。下手にある常設のものを本花道、上手に...
はなもと‐じあん【鼻元思案】
[名・形動]きわめてあさはかな考え。また、そのさま。喉元(のどもと)思案。鼻元料簡。「いかにも—な話だが」〈志賀・暗夜行路〉
はなまき【花巻】
岩手県中部の市。もと南部氏の城下町。奥州街道の宿場町、北上川舟運の河港として発達。稲作・花卉(かき)栽培などの農業が基盤。鹿踊(ししおど)りの行われる花巻温泉郷があり、宮沢賢治の生家、高村光太郎...
は‐にく【歯肉】
歯の根もとの肉。はぐき。
はな‐の‐ころも【花の衣】
1 はなやかな衣服。「みな人は—になりぬなり苔の袂よかわきだにせよ」〈古今・哀傷〉 2 花染めの衣服。「降る雪にさてもとまらぬ御狩野(みかりの)を—のまづかへるらむ」〈拾遺愚草・上〉 3 花を着...
はに【羽仁】
姓氏の一。 [補説]「羽仁」姓の人物羽仁五郎(はにごろう)羽仁進(はにすすむ)羽仁(はに)もと子(こ)
はなずり‐ごろも【花摺り衣】
花摺りにした衣。すりごろも。「萩の上の露もとまらで行く人を—かへれとぞ思ふ」〈待賢門院堀川集〉
はね‐もとゆい【跳ね元結】
結んだとき、端がはね返るようにした元結。金紙・銀紙などで作り、中に針金が入れてある。江戸中期に流行し、主に若い女性が用いた。はんがけ。はねもとい。