そう‐そう【然う然う】
[副](あとに打消しの語や反語を伴って)そんなに。それほどに。「—遊んではいられない」「—うまいぐあいにいくものか」 [感] 1 忘れていたことをふと思い出したときに用いる語。「—、君に言う...
そしり‐はしり
《「はしり」は音の似た語を繰り返して意味を強めたものか。一説に「素知り端(は)知り」とも》 1 物事の一部分。 ㋐ちょっとした会話。「おのれ等が—に、兄弟子の中言(なかごと)を言ひをるか」〈浄・...
セントコルマン‐だいせいどう【セントコルマン大聖堂】
《St. Colman's Cathedral》アイルランド南部、コーク州の港町、コーブにあるフランスゴシック様式の大聖堂。1868年から1915年にかけて建造。鐘楼には同国最大とされる49個も...
た・い
[接尾]《形容詞型活用[文]た・し(ク活)。「いたし」の頭母音が脱落したものか》名詞や動詞の連用形などに付いて、形容詞をつくる。 1 その事のはなはだしい意を表す。「めで—・い」「うしろめ—・い...
せめ・ぐ【鬩ぐ】
[動ガ五(四)]《古くは「せめく」とも》 1 互いに憎み争う。「我が先へ汝(そなた)は後にと兄弟争い—・いだ末」〈露伴・五重塔〉 2 責め苦しめる。「老いぬとてなどかわが身を—・ぎけむ老いずは今...
そもや‐そも
[連語]「そもそも」を強めた語。いったいぜんたい。「—これがとってかへらるるものか」〈浮・一代女・四〉
だい‐ぞく【大俗】
1 僧でない世俗の人。「—の身で、そのやうな事がなるものか」〈虎明狂・花子〉 2 非常に俗っぽいこと。「こんな手妻のきいた料理よりか、やっぱり—に葱の白根と鴨沢山に」〈滑・続膝栗毛・一一〉
たび‐たま・う【賜び給ふ】
[動ハ四]《下位者にくれてやるの意を含む動詞「た(賜)ぶ」に補助動詞「たま(給)う」の付いたものから。命令形が用いられる》 1 「やる」「くれる」の意の尊敬語。お与え下さる。「宝をわれに—・へ」...
ただ‐し【但し】
《副詞「ただ」に副助詞「し」が付いたものから》 [接] 1 前述の事柄に対して、その条件や例外などを示す。しかし。「入場自由。—、子供はお断り」 2 前述の事柄に対する推量や疑問を導く。ひょっ...
たち‐ま・つ【立ち待つ】
[動タ四]立ったままで待つ。「来(こ)めやとは思ふものからひぐらしの鳴く夕暮れは—・たれつつ」〈古今・恋五〉