ものなら
[接助]《形式名詞「もの」+断定の助動詞「だ」の仮定形「なら」から》動詞・動詞型助動詞の連体形に付く。 1 (可能の表現に付いて)実現が不可能だと思われる事柄を仮定的に示す意を表す。…ならば。「...
貰(もら)う物(もの)は夏(なつ)も小袖(こそで)
貰うものならば、その季節には不要な綿入れであってもよい。人から貰うものならば、なんでもよい。戴くものは夏も小袖。
ゆうこう‐すうじ【有効数字】
1 零を除く一から九までの数字。 2 近似値や測定値で信頼してよい数字。例えば、測定値150gが1g未満を四捨五入したものなら有効数字は1, 5, 0で1.50×102(g)と表し、10g未満を...
犬(いぬ)も食(く)わぬ
食えるものなら何でも食うはずの犬さえも食わない。ひどく嫌われることのたとえ。また、ばかばかしくて相手にする気になれないことのたとえ。「夫婦げんかは—」
ゆうこう‐けたすう【有効桁数】
有効数字の桁数。例えば、近似値や測定値が150グラムの場合、その値が1グラム未満を四捨五入したものならば、有効数字は1、5、0で3桁となる。
かた‐げしょう【片化粧】
喪服の女性がする薄化粧。派手にならないよう紅を使わないのが原則だが、口紅は薄い色のものならよいとされる。
くだい・す【下いす】
[動サ特活]《「くださります」の音変化》くださいます。「ふん、その青竜湯とやら、醒めるものなら一服—・せんか」〈咄・軽口五色紙〉
おもい‐ま・す【思ひ増す】
[動サ四] 1 ますます恋い焦がれる。「彦星の—・すらむことよりもみる我くるし夜のふけゆけば」〈拾遺・秋〉 2 他よりよいと思う。「待てといふに散らでしとまるものならば何を桜に—・さまし」〈古今...
し‐らく【至楽】
この上もなく楽しいこと。「人間—の事にして並びに真理に違わざるものならしめば」〈逍遥・小説神髄〉
心(こころ)に適(かな)・う
1 気に入る。満足に思う。「お—・うように努力します」 2 思いどおりになる。心のままになる。「命だに—・ふものならば何か別れの悲しからまし」〈古今・離別〉