もろ‐こし【蜀黍/唐黍】
イネ科の一年草。高さ約2メートル。茎は円柱形で節があり、葉は長大で互生する。夏、茎の頂に大きな穂を出し、赤褐色の小さな実が多数できる。実は酒・菓子などの原料。飼料にもする。アフリカの原産で、古く...
もろ‐ごし【諸腰】
《「もろこし」とも》刀と脇差し。両腰(りょうごし)。
もろこし‐うた【唐土歌】
漢詩。
もろこし‐そう【唐土草】
サクラソウ科の多年草。暖地の山地や海岸付近に自生。高さ20〜50センチ。葉は両端がとがり、互生する。初夏、黄色い花を下向きに開く。花びらは深く5裂している。実は球形で灰白色。やまくねんぼ。
もろこし‐だんご【蜀黍団子】
モロコシの粉に上糝粉(じょうしんこ)などをまぜて作った団子。
もろこし‐の‐うた【唐土の歌】
漢詩。「大和ことのはをも—をも」〈源・桐壺〉
もろこし‐の‐ほうがん【唐土の判官】
遣唐使に随行した判官。副使に次ぐ地位。「寛平の御時に、—に召されて侍りける時に」〈古今・雑下・詞書〉
もろこし‐びと【唐土人】
中国の人。からびと。「—、我が国に生ひ出づるものにも劣らぬものかな」〈宇津保・藤原の君〉
もろこし‐ぶね【唐土船】
1 中国の船。からぶね。「思ほえず袖にみなとのさわぐかな—の寄りしばかりに」〈伊勢・二六〉 2 中国へ使いする船。また、中国との貿易船。「—出だし立てらる」〈宇津保・俊蔭〉
もろこし‐ぶみ【唐土書】
中国の書物。漢籍。からぶみ。