もう‐せん【もう先】
だいぶ前。以前。「お帰りだと、話は—に聞いていたっけが」〈島木健作・生活の探求〉
もうせん‐ごけ【毛氈苔】
モウセンゴケ科の多年草。食虫植物。山地の湿地に生える。葉は杓子(しゃくし)形で長い柄があり、数枚が根際から出る。葉の表面に密生する紅紫色の腺毛(せんもう)から粘液を出し、虫を捕らえる。夏、約20...
毛氈(もうせん)を被(かぶ)・る
1 《歌舞伎で、死人になった役者を、毛氈で隠して舞台から連れ出したところから》しくじる。失敗する。特に、主人や親に顔むけのできないことをして、その家を追い出されたり、放蕩(ほうとう)して勘当され...
もう‐ぜん【妄染】
仏語。虚妄で汚れていること。
もう‐ぜん【惘然】
[ト・タル][文][形動タリ]「ぼうぜん(惘然)」に同じ。「貫一は—として佇めり」〈紅葉・金色夜叉〉
もう‐ぜん【猛然】
[ト・タル][文][形動タリ]勢いの激しいさま。「—と駆けだす」
もう‐そう【妄想】
[名](スル)《古くは「もうぞう」とも》 1 根拠もなくあれこれと想像すること。また、その想像。「—にふける」「愛されていないと—してひとりで苦しむ」 2 仏語。とらわれの心によって、真実でない...
もう‐そう【盲僧】
1 盲目の僧。 2 家々を訪れて琵琶を弾きながら地神経(じしんきょう)を唱え、竈祓(かまばらい)などをして歩く盲目の僧。奈良時代に発生したという。天台宗に所属し、中国・九州地方を中心に諸国に分布...
もうそうぎんこう【妄想銀行】
星新一のショートショート、および同作を表題作とする作品集。ショートショートは昭和40年(1965)、「オール読物」誌に掲載。作品集は昭和42年(1967)刊行で、全32編を収録。同作品集で、昭和...
もうそう‐ちく【孟宗竹】
イネ科の竹。地下茎は長く横に走り、地上茎は高さ約15メートル、直径約20センチになり、節の隆起線は1本。多数の小枝に分かれ、数枚の葉をつける。中国の原産。竹の子を食用にし、皮は紫褐色の斑紋と長毛...