もたせ‐か・ける【持たせ掛ける/凭せ掛ける】
[動カ下一][文]もたせか・く[カ下二] 1 (凭せ掛ける)あるものを支えにして、そこにもたれるようにさせたり、立てかけたりする。「脇息にひじを—・ける」「塀に看板を—・ける」 2 (持たせ掛け...
もたせ‐ぶり【持たせ振り】
[名・形動ナリ]気をもたせるような言動をすること。また、そのさま。「文をやりても返事なし。さだめしこれはみづからに—にて」〈浄・世継曽我〉
もた・せる【持たせる/凭せる】
[動サ下一][文]もた・す[サ下二] 1 (持たせる)持つようにしてやる。持つようにさせる。また、受け持たせる。「板前に店を一軒—・せる」「所帯を—・せる」「クラスを—・せる」 2 (持たせる)...
もた‐つ・く
[動カ五(四)] 1 物事がうまくはかどらない。もたもたする。「審議が—・く」 2 男女がふざけあう。いちゃつく。「若い綺麗な別嬪に—・かれた事なれば」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
もた‐もた
[副](スル)人の動作や物事の進行がのろくてはかどらないさま。ぐずぐず。「—(と)していては間に合わない」
もたら・す【齎す】
[動サ五(四)] 1 持ってくる。持っていく。「吉報を—・す」 2 好ましくない状態を生じさせる。引き起こす。将来する。また、ある状態を実現させる。「台風が災害を—・す」「対立を—・す」「利益を...
もた・り【持たり】
[動ラ変]《「もてあり」の音変化》持っている。「いとにくさげなるむすめども—・りともこそ見侍れ」〈枕・一〇四〉
もた・る【凭る/靠る】
[動ラ下二]「もたれる」の文語形。
もたれ【凭れ/靠れ】
1 もたれること。「食—」 2 株式市場で、なんとなく動きが鈍いこと。
もたれ‐あい【凭れ合い/靠れ合い】
もたれあうこと。互いに寄りかかり、依存しあうこと。「政官財の—」