やま‐ならし【山鳴】
ヤナギ科の落葉高木。山地の日当たりのよい所に生える。葉は互生し、広卵形で、葉柄は長い。風にゆらいだ葉が触れ合って音をたてる。雌雄異株。春、葉より先に花をつけ、雄花穂は赤褐色、雌花穂は黄緑色で、下...
やま‐なり【山形】
山のような、中央が高くなった形を描くこと。また、その形。「—のボール」
やま‐なり【山鳴り】
1 地震・噴火などの前触れとして、山が音を立てること。また、その音。 2 地下深部の鉱山の切羽(きりは)やトンネルで、周辺の岩盤内に発する音。山跳ねのときに聞こえることが多い。
やま‐にがな【山苦菜】
キク科の越年草。山野に生え、高さ約1メートル。アキノノゲシに似るが、葉は卵形で、羽状に裂けているものもある。8、9月ごろ、黄色の小さい頭状花を多数つける。
山(やま)に千年(せんねん)海(うみ)に千年(せんねん)
《山に千年、海に千年すんだ蛇が竜になるといわれているところから》世の中の経験を積んで悪賢くなっていること。海千山千。
やまにのぼりてつげよ【山に登りて告げよ】
《原題Go Tell It on the Mountain》米国の小説家ボールドウィンの自伝的処女小説。1953年刊。
やま‐ぬけ【山抜け】
「山崩(やまくず)れ」に同じ。「—、谷崩れ、出水なぞの口実にかこつけて」〈藤村・夜明け前〉
やま‐ね【山鼠/冬眠鼠】
齧歯(げっし)目ヤマネ科の哺乳類。体長7〜8センチ、尾長4〜5センチ。体つきは丸く、灰茶色で背に黒い縦線が1本あり、尾に長毛がある。山林にすみ、樹上性で、果実・昆虫などを食べる。冬は木の穴などで...
やま‐ねこ【山猫】
1 山野にすむ猫。野生化した猫。のらねこ。 2 ネコ科の哺乳類のうち、小形の野生種の総称。リビアヤマネコ・オオヤマネコ・オセロットなど。日本ではツシマヤマネコ・イリオモテヤマネコがすむ。 3 鎌...
やまねこ‐ざ【山猫座】
北天の小星座。3月中旬の午後8時ごろ、天頂近くで南中するが、明るい星はない。学名(ラテン)Lynx