やま‐うつぼ【山靫】
狩りに用いる粗末なうつぼ。「—、竹(たか)ゑびらに矢ども少々さし」〈平家・八〉
やま‐うど【山独活】
山地に生える野生のウド。
やま‐うば【山姥】
1 深山に住んでいるといわれる女の妖怪。山に住む鬼女。やまおんな。やまんば。 2 「やまんば2」に同じ。 謡曲。→やまんば
やま‐うり【山売り】
1 山盛りにして、一山(ひとやま)いくらでまとめて売ること。また、その人。「みかんの—」 2 山を売ること。特に、鉱山の売買。また、それを業とする人。 3 いかさま物を売りつけること。また、それ...
やま‐うるし【山漆】
ウルシ科の落葉小高木。山地に生え、ウルシより小形。葉は卵形の小葉からなる羽状複葉で、枝先に集まって互生し、秋に紅葉する。雌雄異株。6月ごろ、黄緑色の小花が円錐状につく。実はやや丸く、黄褐色の毛が密生。
やま‐お【山尾】
山の尾根。稜線。〈和英語林集成〉
やまおか【山岡】
姓氏の一。 [補説]「山岡」姓の人物山岡元隣(やまおかげんりん)山岡荘八(やまおかそうはち)山岡鉄舟(やまおかてっしゅう)
やまおか‐ずきん【山岡頭巾】
1 「苧屑(ほくそ)頭巾」に同じ。 2 長方形の布を二つ折りにしてかぶり、後頭部のところを縫い合わせ、肩にかかるところにあきを作った頭巾。黒・茶などの八丈絹やビロードで仕立てて、主に武士が用いた...
やま‐おく【山奥】
山の奥。山の奥深い所。
やま‐おくり【山送り】
死者を山に葬ること。のべおくり。「最後の—して、泣く泣く煙となし、骨をば拾ひ取りて」〈撰集抄・六〉