やり‐は【遣り端】
物事を取り扱う方法。処置のしかた。「此金の—に困って」〈露伴・いさなとり〉
やり‐はご【遣り羽子】
「追い羽根」に同じ。《季 新年》「—は正月めきし景色なり」〈浄・五枚羽子板〉
やり‐ばなし【遣り放し】
[名・形動]《「やりはなし」とも》「やりっぱなし」に同じ。「さも気のなさそうな、—な風を装うて」〈二葉亭訳・あひゞき〉
やり‐ば【遣り場】
やるべき場所。持っていく所。「目の—に困る」「不平不満の—がない」
やり‐ば【遣羽】
矢羽のうち、矢をつがえたときに垂直に下方に向く羽。四立(よつだて)の矢にだけあるもの。
やり‐ばしご【槍梯子】
忍びの道具で、石垣・屋根などにかけて乗り越えるためのもの。たたみばしごの類。
やり‐ばね【遣り羽根】
「追い羽根」に同じ。《季 新年》「—や海原かくすさうび垣/誓子」
槍(やり)一筋(ひとすじ)の主(ぬし)
従者に槍を1本持たせて歩く、それ相応の身分の武士。
やり‐ぶぎょう【槍奉行】
1 武家時代、槍を持つ一隊を率いる人。長柄(ながえ)奉行。 2 江戸幕府の職名。老中の支配に属し、長柄同心および八王子千人組頭を統轄した。
やり‐ぶすま【槍衾】
大勢が槍をすきまなくそろえ並べること。また、その状態。