お‐はこ【御箱/十八番】
《箱に入れて大切に保管する意》 1 得意の芸。得意とする物事。じゅうはちばん。「—を出す」 2 その人の、よくやる動作や口癖。「また—の小言が始まった」 [補説]市川家が得意の歌舞伎十八番の台本...
おに‐ひとくち【鬼一口】
《鬼が一口に女を食ってしまったという伊勢物語の説話から》 1 非常に危険なこと。尋常でない苦難。「(死ニ対シテ)つい気を許して…高慢にふるまおうとする。と—だ」〈有島・生れ出づる悩み〉 2 すば...
おび‐おや【帯親】
1 帯解きの祝いに仮親になる人。 2 帯祝いのとき、妊婦に帯をつけてやる人。
おだ・てる【煽てる】
[動タ下一][文]おだ・つ[タ下二] 1 うれしがることを言って、相手を得意にさせる。何かをさせようと、ことさらに褒める。もちあげる。「—・ててやる気にさせる」 2 人が落ち着いていられないほど...
覚(おぼ)えていろ
「あとで必ず仕返しをしてやるから、このことは忘れるな」の意。けんかなどで負けたときの捨てぜりふとして言う。
おとし‐い・れる【陥れる/落(と)し入れる】
[動ラ下一][文]おとしい・る[ラ下二] 1 だまして苦しい立場に追いやる。わなにかける。「罪に—・れる」 2 城などを攻めて取る。「砦(とりで)を—・れる」 3 (落とし入れる)落として、中へ...
おし‐や・る【押し遣る】
[動ラ五(四)]押して向こうへやる。押しのける。「荷物を片隅に—・る」
おもい‐おこ・す【思ひ遣す】
[動サ下二]思いをはせる。思いやる。「かくて眺むらむと—・する人あらむや」〈更級〉
おくり‐ぶみ【送り文】
品物を送るとき、添えてやる文書。送り状。「政所(まどころ)の—添へてあり」〈かげろふ・下〉
おく【憶】
[常用漢字] [音]オク(呉) [訓]おもう 1 いろいろなことを思いやる。「憶念/回憶・追憶」 2 心にとどめて忘れない。「記憶」 3 おしはかる。「憶説・憶測」