ゆき‐かぐ・る【行きかぐる】
[動ラ下二]語義未詳。行って求婚する意、または、行って寄り集まる意か。「湊(みなと)入りに舟漕ぐごとく—・れ」〈万・一八〇七〉
ゆき‐かご【雪籠】
劇場で、細かく切った紙片を入れて舞台天井につるす竹籠。綱で揺り動かして紙片を落とし、降雪に見せる。
ゆき‐かぜ【雪風】
雪と風。また、雪まじりの風。《季 冬》
ゆきかぜはしずまず【雪風ハ沈マズ】
豊田穣による戦記文学作品。副題「強運駆逐艦栄光の生涯」。太平洋戦争中に活躍し、不沈艦とたたえられた駆逐艦「雪風」の軌跡を追う。昭和58年(1983)刊行。
ゆき‐かた【行(き)方】
1 ある場所に行く方法・道順。いきかた。「電車での—を教える」 2 物事を進める方法。やり方。いきかた。「堅実な—」
ゆき‐か・つ【行きかつ】
[動タ下二]行くことができる。「橘の美袁利(みをり)の里に父を置きて道の長道(ながち)は—・てぬかも」〈万・四三四一〉
ゆき‐かわ・る【行き変はる】
[動ラ四]物が時がたって改まる。年月が移り変わる。「年の内—・る時々の花紅葉」〈源・薄雲〉
ゆき‐かよい【行(き)通い】
行きかようこと。往来。ゆきき。「恁(こ)う娘と—をすると、愛情が其方(そっち)へばかり傾くから」〈紅葉・二人女房〉
ゆき‐かよ・う【行(き)通う】
[動ワ五(ハ四)]行ったり来たりする。行き来する。いきかよう。「師のもとに—・う」
ゆき‐がかり【行(き)掛(か)り】
1 物事との関係のぐあいで、すでに手を引くことができない状態にあること。なりゆき。いきがかり。「—上引き受ける」 2 物事の今に至る事情。いきがかり。「今までの—を捨てる」 3 行く途中。行きが...