ゆ‐ば【弓場/弓庭】
弓の練習をする所。特に平安時代、皇居内、紫宸殿(ししんでん)の前庭の西隅にあった射場をいう。のちには武家も設けるようになった。弓庭(ゆにわ)。ゆみば。
ゆ‐ば【湯場】
温泉地。温泉場。また、浴場。
ゆ‐ば【湯葉/湯波/油皮】
豆乳を煮たときに上面にできる薄黄色の皮膜をすくい取ったもの。生(なま)湯葉と干し湯葉があり、吸い物・煮物などに用いる。うば。 [補説]書名別項。→湯葉
ゆば【湯葉】
芝木好子の中編小説。昭和35年(1960)「群像」誌に発表。同年、第12回女流文学者賞受賞。自身の母方の祖母をモデルに、湯葉作りの家業を守りつつ懸命に生きる女性の半生を描く。以後「隅田川」「丸の...
ゆば‐いろ【柚葉色】
染め色の名。濃い緑色、または黒みのある緑色。
ゆ‐ばく【油曝】
海鳥や海棲哺乳類に、事故で流出した重油などが付着すること。羽毛や体毛などは、海水との間に空気層をつくることで体温を保持しているが、油曝により防水効果を失い、体温を奪われることが知られている。
ゆ‐ばしり【湯走り】
1 金属が熱せられて液状になり、流動すること。〈日葡〉 2 日本刀の沸(にえ)で、凝ってしずくのような斑点になっているもの。〈日葡〉
ユバスキュラ【Jyväskylä】
フィンランド中部の都市。パイヤンネ湖の北端に位置する。ユバスキュラ大学など教育機関の多い文教都市。建築家アルバー=アールトとゆかりがあり、彼が手がけた労働者会館、劇場のほか、アールト美術館がある...
ゆ‐ばたけ【湯畑】
群馬県吾妻(あがつま)郡草津町の中央に湧き出る源泉。広さ約1600平方メートル、湧出量は毎分約4600リットル。温度はセ氏約60度。7本の木樋(もくひ)を通して温度を下げ、湯の花を取る。また、一...
ゆば‐どの【弓場殿/弓庭殿】
1 天皇が射技を見るために弓場に面して設けられた御殿。ゆみばどの。いばどの。 2 平安京内裏校書殿(きょうしょでん)の異称。また、その東庇(ひがしびさし)の北二間。