なくこ‐なす【泣く子なす】
[枕]乳を探り求めて泣く子のように、または、人込みにはぐれた親を求めて泣く子のように、の意から、「さぐり」に掛かる。「里人の行きの集ひに—行き取り探り」〈万・三三〇二〉
なし‐わり【梨割り】
1 ナシを割るように、刀でまっ二つに切り割ること。「まっかう—車斬り、頭切らるるやつもあり」〈滑・浮世風呂・前〉 2 歌舞伎の小道具の一。くわえ面の一種で、刀で梨割りにされたとき、赤く染めた綿が...
はく‐せい【剝製】
鳥獣の肉や内臓を取り除き綿・麻などを詰めて、防虫・防腐処理をし、生きているときの外形を保つように作ること。また、そのもの。 [補説]骨・内臓などを取って表皮だけにしたものに人造の骨・眼球などを入...
夏(なつ)は日向(ひなた)を行(ゆ)け冬(ふゆ)は日陰(ひかげ)を行(ゆ)け
夏に暑い日向を、冬に寒い日陰を歩くように、あえてつらい道をゆくことで身体を鍛練せよ。また、道をゆずり、出すぎないようにせよということ。
なす
[接尾] 1 名詞に付いて、…のような、という意の連体修飾語として用いられる。「山—大波」 2 名詞または動詞の連体形の下に付いて、…のように、…のような、などの意を表す。「くらげ—ただよへる時...
な・れる【慣れる/馴れる】
[動ラ下一][文]な・る[ラ下二] 1 その状態に長く置かれたり、たびたびそれを経験したりして、違和感がなくなる。通常のこととして受け入れられるようになる。「その土地の気候に—・れる」「移動する...
どうなり‐と
[副]どのようにでも。どうとも。多く命令文で用いる。「—自分の思うようにするがいい」
ととの・える【整える/調える/斉える】
[動ア下一][文]ととの・ふ[ハ下二] 1 必要なものをすべてそろえる。間に合うように用意する。また、買ったりしてとりそろえる。「支度を—・える」「夕食を—・える」 2 乱れのないように形をきち...
つつし・む【慎む/謹む】
[動マ五(四)] 1 あやまちや軽はずみなことがないように気をつける。慎重に事をなす。「行動を—・む」「言葉を—・みなさい」 2 度をすごさないようにする。控えめにする。節制する。「酒を—・む」...
つつみ‐かくし【包(み)隠し】
包んで外から見えないようにすること。また、秘密にして人に知られないようにすること。「親には—などいっさいしない」