うとうと‐し・い【疎疎しい】
[形][文]うとうと・し[シク]親しみや関心をもっていない。よそよそしい。「何時しか隣家の娘とは—・くなッた」〈二葉亭・浮雲〉 [派生]うとうとしさ[名]
よそ‐ごころ【余所心】
よそよそしい心。冷淡な心。「夕顔の花噛(か)む猫や—」〈蕪村句集〉
そ‐ぶり【素振り】
表情や態度・動作に現れたようす。「よそよそしい—をみせる」
座(ざ)が白(しら)・ける
盛り上がっていた一座の雰囲気がよそよそしい感じになる。「彼の発言に—・けた」
そばそば・し【稜稜し】
[形シク] 1 かどばっている。「優婆塞(うばそく)がおこなふ山の椎(しひ)がもとあな—・しとこにしあらねば」〈延宝版宇津保・菊の宴〉 2 親しめない。よそよそしい。「常はすこし—・しく心づきな...
け‐どお・い【気遠い】
[形][文]けどほ・し[ク] 1 遠く隔たっているさま。遠く離れている。「祇園祭の稽古囃子(ばやし)が流を渡って—・く聞えて来る」〈風葉・青春〉 2 人けがなくてものさびしい。「いとど狐の住みか...
つめた・い【冷たい】
[形][文]つめた・し[ク] 1 温度が低く感じられる。「—・い水」「—・い物」《季 冬》「膝がしら—・い木曽の寝覚哉/鬼貫」⇔熱い。 2 思いやりがない。冷淡である。よそよそしい。「—・い仕打...
けけ・し
[形シク]よそよそしい。とりすました態度である。「あたり近くだによせず、いと—・しうもてなしたれば」〈源・少女〉
たにん‐づきあい【他人付(き)合い】
親しみのない、よそよそしい付き合い。他人行儀の交際。
つれ‐な・い
[形][文]つれな・し[ク] 1 思いやりがない。薄情である。冷淡である。「—・い態度」「—・い仕打ち」 2 そしらぬふりをするさま。よそよそしい。「白露の上は—・く置きゐつつ萩の下葉の色をこそ...