ラッカ【Raqqa】
シリア北部の都市。ユーフラテス川中流域に位置する。紀元前3世紀のセレウコス朝時代の古代都市に起源し、東ローマ帝国、ウマイヤ朝、アッバース朝の支配を経て発展。13世紀にモンゴル帝国の攻撃を受けて衰...
ラッパースウィル【Rapperswil】
スイス北東部、ザンクトガレン州の町。チューリヒ湖東部の北岸に位置する。ローマ時代より続く交易路、およびアインジーデルンへの巡礼路にあり、ラッパースウィル城を中心に栄えた。カプチン会修道院や聖ヨハ...
ラツィオ【Lazio】
イタリアの中央部にある州。ローマ首都圏として商工業が発展する一方、果樹栽培なども盛ん。ビテルボ県・フロジノーネ県・ラティーナ県・リエーティ県・ローマ県がある。州都はローマ。
ラティウム【Latium】
イタリア半島中部、アペニン山脈とティレニア海との間にある、テベレ川流域の地方。古代ローマ文明の発祥地。
ラティフンディウム【latifundium】
古代ローマ時代の大土地所有制。第二回ポエニ戦争以降急速に発達してローマ全土に波及、有力者への土地集中と中小自営農民の没落を招いたが、奴隷制経営の困難などにより、3世紀ごろからはコロヌス制に移行。
ラテラノ‐きゅうでん【ラテラノ宮殿】
《Palazzo Laterano》イタリアの首都ローマにある宮殿。サンジョバンニインラテラノ大聖堂に隣接する。4世紀にローマ皇帝コンスタンティヌス1世により寄進され、14世紀に教皇庁がバチカン...
ラテラノ‐じょうやく【ラテラノ条約】
ムッソリーニ政権下のイタリアと教皇庁との間で1929年2月11日に結ばれた政教条約(コンコルダート)。教皇庁はイタリア王国を承認し、イタリア王国はバチカン市国における教皇庁の独立と主権を認め、ま...
ラテン‐ご【ラテン語】
インド‐ヨーロッパ語族のイタリック語派に属する言語。古代ローマ人の用いた言語。ローマ帝国崩壊後も、ローマ‐カトリック教会の公用語として今日まで保たれ、また、ヨーロッパの共通の文語として中世から近...
ラテン‐だいせいどう【ラテン大聖堂】
《Latyns'kyi sobor/Латинський собор》ウクライナ西部の都市リビウの旧市街にあるローマカトリック教会の大聖堂。ポーランド統治時代の14世紀から15世紀にかけてゴシッ...
ラテン‐ていこく【ラテン帝国】
1204年、第4回十字軍が東ローマ帝国の首都コンスタンチノープルを占領して建てた国。フランドル伯ボードアンを初代皇帝としたが、1261年、東ローマ帝国に滅ぼされた。