わき‐が【腋臭/狐臭/胡臭】
わきの下から不快臭を発する状態。アポクリン腺からの分泌物が細菌により脂肪酸に分解され、汗のアンモニアなどが加わって生じる。臭汗症。腋臭症(えきしゅうしょう)。
脇(わき)が甘(あま)・い
相撲で、脇をかためる力が弱いために、相手に有利な組み手やはず押しを許してしまうさま。転じて、守りが弱いさま。「警備体制の—・い」
わき‐がお【脇顔】
横顔。「—うつくしく」〈浮・一代男・六〉
わき‐がかり【脇懸かり】
他人のことに関係すること。また、他人に関係を及ぼすこと。「我が子の戯気(たはけ)は思はず、—の恨みが出る」〈浄・寿の門松〉
わき‐がき【脇書(き)】
1 そばに書き添えること。また、そのように書いたもの。 2 「脇付(わきづけ)」に同じ。
わき‐がけ【脇掛(け)】
浄土真宗で、仏壇の本尊の左右に下げる如来の名号(みょうごう)または絵像の掛け軸。
わき‐がたな【脇刀】
腰に差す小刀。腰刀。〈日葡〉
わき‐がたり【脇語り】
「脇太夫(わきたゆう)」に同じ。
わき‐がま【脇窯】
楽焼きの一派。京都の楽本家以外のもの。→本窯
わき‐がまえ【脇構え】
剣道で、右足を引いてからだを右斜めに向け、頭を正面に保ち、刀を右脇にとり切っ先を後ろに下げた構え。陽の構え。