いな・む【否む/辞む】
[動マ五(四)]《「いなぶ」の音変化》 1 断る。嫌がる。辞退する。「申し出をむげに—・むわけにもいかない」 2 否定する。「—・むことのできない事実」 [補説]古くは上二段活用かと思われるが、...
かけ‐ず【懸けず】
[副]問題にもならずに。わけもなく。むぞうさに。「—けおさるるこそ、本意なきわざなれ」〈徒然・一〉
あんぜん‐しんわ【安全神話】
確実な証拠や裏付けがあるわけではないが、絶対に安全だと信じられている事柄。「—が崩壊する」→神話2
い【意】
[音]イ(呉)(漢) [訓]こころ おもい おもう [学習漢字]3年 1 心の中の思い。気持ち。考え。「意外・意気・意見・意向・意志・意識・意図・意欲/悪意・鋭意・我意・敬意・決意・故意・好意・...
ある‐よう【有る様】
1 「ありさま1」に同じ。「光源氏の—など、ところどころ語るを聞くに」〈更級〉 2 特別の理由。事情。わけ。「この君は、—ありてや、かくこもり居給ひつらむ」〈宇津保・嵯峨院〉
あん‐い【安易】
[名・形動] 1 たやすいこと。わけなくできること。また、そのさま。「—な問題」 2 気楽であること。いいかげんなこと。また、そのさま。「人生を—に考える」
有(あ)るが中(なか)に
数多くある中で特別に。とりわけて。「老女(たうめ)一人、—ここち悪しみして」〈土佐〉
いい‐わ・く【言ひ分く】
[動カ四] 1 筋道を立てて言い聞かせる。事実をはっきりと述べる。「我が領ずる庄々、はた多かれど、たれかは—・く人あらむ」〈宇津保・俊蔭〉 2 命令して、人手を手もとから分けて派遣する。「尼君...
あさ‐つき【浅葱/糸葱】
1 ヒガンバナ科の多年草。地下茎はラッキョウに似る。葉は淡緑色の筒状でネギに似る。食用として栽培。せんぼんわけぎ。せんぶき。《季 春》「—よ香をなつかしみ妹が里/紫里」 2 葉ネギを若いうちに収...
あとかた‐な・い【跡形無い】
[形][文]あとかたな・し[ク] 1 以前そこにあった事物がすっかりなくなっているさま。跡形もない。「—・く焼失した」 2 わけがわからない。また、根拠がない。「あはれ、これ程—・き事を仰せ候御...