わら‐なわ【藁縄】
わらをなって作った縄。
わら‐にお【藁にお】
稲わらを積み上げたもの。
藁(わら)にも縋(すが)る
せっぱつまったときには、頼りにならないものでも頼りにすることのたとえ。溺(おぼ)れる者は藁をもつかむ。「—思い」
わら‐にんぎょう【藁人形】
わらで作った人形。おもちゃとしてのほかに、実際の人間の代わりに傷つけて相手を呪(のろ)うのにも用いる。
藁(わら)の上(うえ)から
《昔、出産の床にわらを敷いたところから》生まれたときから。生まれるとすぐに。「—育て上げる」
わらわ‐おい【童生ひ】
幼少のときからの成長のさま。「仲忠が—のあやしさを」〈枕・八三〉
わらわ・し【笑はし】
[形シク]《動詞「わら(笑)う」の形容詞化》おかしい。笑いたくてたまらない。「説法しすましたりと—・しくぞ思はれける」〈盛衰記・一一〉
わらわべ‐いさかい【童部諍ひ】
子供どうしのけんか。「わが子も人の子も、ともに—なり」〈宇治拾遺・一〇〉
わら‐ばい【藁灰】
わらを焼いてできた灰。
わら‐ばんし【藁半紙】
わらまたは木材パルプの繊維にミツマタやコウゾの繊維をまぜて漉(す)いた粗末な半紙。ざら紙。