わかん‐やく【和漢薬】
和薬と漢薬の総称。生薬(しょうやく)のこと。
わ‐かん‐よう【和漢洋】
日本と中国と西洋。また、和学と漢学と洋学。
わかん‐れんく【和漢聯句】
連歌・聯句の形式の一。発句(ほっく)を和語の句で始め、以下五言の漢詩句と交互に詠み進めるもの。五山文学において盛行。→漢和(かんな)聯句
わかんろうえいしゅう【和漢朗詠集/倭漢朗詠集】
平安中期の詩歌集。2巻。藤原公任撰。長和2年(1013)ごろの成立か。朗詠に適した白居易などの漢詩文の秀句約590首と紀貫之(きのつらゆき)・凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)などの和歌約220...
わ‐が【我が/吾が】
[連体]《代名詞「わ」に格助詞「が」の付いた語から》 1 話し手のものであること、また、関係あるものであることを表す。わたしの。われわれの。「—子」「—国」「—母校」 2 (多くは固有名詞の上に...
わがあねのき【わが姉の記】
河内仙介の小説。昭和18年(1943)刊。発表当時、反戦小説とみなされ批判を受けた。
わがいのち‐を【我が命を】
[枕]わが命長かれの意から、「長し」と同音を含む地名「長門(ながと)」にかかる。「—長門の島の小松原」〈万・三六二一〉
我(わ)が意(い)を◦得(え)る
自分の考えにぴったり合う。自分の思い通りだ。我が意を得たり。
わが‐おおきみ【我が大君】
その時代の天皇を敬っていう語。今上(きんじょう)天皇。わごおおきみ。「高光る日の御子やすみしし—」〈記・中・歌謡〉
わがおださく【わが織田作】
藤本義一による長編の伝記シリーズ。織田作之助の人生を描く。昭和61年(1986)から平成元年(1989)にかけて、「蛍の宿」「蛍の宴」「蛍の街」「蛍の死」の全4作を刊行。