れいき‐じょうたい【励起状態】
量子力学的な系の原子・分子などのとりうる状態のうち、最もエネルギーの低い基底状態よりもエネルギーが高い状態。この状態にある原子や分子は、ふつう光を放出してより低いエネルギー状態へ移行する。
フェルミ‐しゅくたい【フェルミ縮退】
フェルミ粒子の系が最低のエネルギー状態で示す縮退。電子などのフェルミ粒子はパウリの原理により、2個以上の粒子が一つのエネルギーおよびスピンの状態を占めることができない。したがって、その系を構成す...
むさんそ‐うんどう【無酸素運動】
脂肪や糖質を使わずに、筋グリコーゲンやATP(アデノシン三燐酸)を一気にエネルギーに変えて行う運動。グリコーゲンは分解されて疲労物質である乳酸になる。発生するエネルギーは大きいが、持続しない。短...
ファスト【FAST】
《Fluorescence detector Array of Single-pixel Telescopes》極高エネルギー宇宙線を捉える観測計画。東京大学宇宙線研究所、シカゴ大学カブリ宇宙物...
エネルギー‐かんりし【エネルギー管理士】
省エネ法によって定められた国家資格を有し、エネルギー使用の合理化を進め、エネルギー消費設備の維持・管理などを行う者。一定以上の電気やガスなどのエネルギーを使用する工場や施設において、配置するよう...
ひだんせい‐しょうとつ【非弾性衝突】
衝突の前後で2物体の力学的エネルギーが保存されない衝突。物体の変形、熱の発生、内部エネルギーの変化などによりエネルギーを失う。
エネルギー‐ハーベスト【energy harvest】
日常環境で生じるエネルギーを回収し、利用しやすい電気エネルギーに変換する発電技術の総称。太陽光・照明・ビルや工場の排熱・自動車や人間の移動に伴う振動などをエネルギー源として利用することをさす。環...
ひほぞん‐りょく【非保存力】
物体が力の作用を受けながら、ある点から別の点に移動したとき、仕事が経路によって異なる場合の力。仕事に応じて位置エネルギーと運動エネルギーの和である全力学的エネルギーは減少する。摩擦力や流体中の抗...
でんげん‐こうせい【電源構成】
電気をつくるために使用するエネルギー源や発電のしくみ(火力・原子力や再生可能エネルギーなど)の組み合わせをいう。エネルギーミックス。
ちちゅう‐ねつ【地中熱】
地下200メートル以浅の地盤中に存在する低温の熱エネルギー。地表面からの太陽エネルギーを源とする。年間を通じて温度がほぼ一定で、夏は外気温よりも低く、冬は高い。再生可能エネルギーの一つ。→地中熱...