かんから‐だいこ【かんから太鼓】
歌舞伎の下座などで用いられた楽器で、まくら型の小形の太鼓。台の上にのせて竹桴(たけばち)で打つ。盛り場・見世物小屋の場面などに用いる。
カンカル【Cancale】
フランス北西部、イル‐エ‐ビレーヌ県、サンマロ近郊の港町。ブルターニュ地方随一のカキの産地として知られ、ルイ14世やナポレオン1世が取り寄せたという逸話がある。
干戈(かんか)を動(うご)か・す
戦争を始める。「—・し、自分を敵視するものを討つとあっては」〈藤村・夜明け前〉
干戈(かんか)を交(まじ)・える
戦争をする。「仲違いして父子—・え」〈森田草平・煤煙〉
かん‐かん
「髪」「かんざし」の幼児語。「宵子さん—結(い)って上げましょう」〈漱石・彼岸過迄〉
かん‐かん【汗簡】
「汗青(かんせい)」に同じ。
かん‐かん【肝管】
肝臓で作られた胆汁を集めて運ぶ細い管。左葉と右葉から出て、肝門部で合流して総肝管となる。
かん‐かん【看官】
見る人。また、読者。「—この二冊を以て全部の難易を評する勿(なか)れ」〈福沢・学問のすゝめ〉
かん‐かん【看貫】
1 品物の目方を量ること。明治の初め、生糸の取引の際に、生糸の重量を改めたことからいう。 2 「看貫秤(かんかんばかり)」の略。
かん‐かん【閑官】
仕事の少ない、あまり重要でない官職や官吏。「この人、—の昔、五部の大乗経を一字三礼に書き供養して」〈太平記・一三〉