げん‐そう【還相】
仏語。往生して仏になったのち、再びこの世にかえって利他教化(きょうけ)の働きをすること。また、そのためにかえる姿。⇔往相。
げんそう‐えこう【還相回向】
仏語。極楽浄土に往生した人が、再びこの世に生まれかえって、人々を教化(きょうけ)して救うこと。⇔往相回向(おうそうえこう)。
げんそう‐きょく【幻想曲】
形式にとらわれず、作者が自由に楽想を展開させて作る曲。ファンタジー。
げんそうきょくはちょうちょうさすらいびと【幻想曲ハ長調さすらい人】
⇒さすらい人幻想曲
げんそうこうきょうきょく【幻想交響曲】
《原題、(フランス)Symphonie fantastique》ベルリオーズ作曲の交響曲。全5楽章。1830年パリで初演。失恋した青年芸術家の阿片による幻想を描写したもので、標題音楽の代表作。
げんそうししゅう【幻想詩集】
《原題、(フランス)Les Chimère》ネルバルの詩集。「廃嫡者」など12編のソネットからなる。1854年刊の短編小説集「火の娘たち」の巻末付録として発表。
げんそうしょうきょくしゅう【幻想小曲集】
《原題、(ドイツ)Fantasiestücke》シューマンのピアノ曲集。全8曲。1837年作曲。それぞれに詩的・文学的な標題が付されている。
げんそうしんどう‐しょうこうぐん【幻想振動症候群】
《phantom vibration syndrome》⇒ファントムバイブレーション症候群
げんそうそっきょうきょく【幻想即興曲】
《原題、(フランス)Fantaisie-Impromptu》ショパンのピアノ曲、即興曲第4番の名称。嬰ハ短調。1834年頃に作曲。ショパンの死後、友人により名付けられ、出版された。
げんそう‐てき【幻想的】
[形動]現実から離れて、まぼろしの世界を夢見ているようなさま。ファンタスティック。「—な調べ」