ざんきょう‐けい【残響計】
室内や音楽ホールなどにおいて、音源が振動をやめたあとも、引き続き聞こえる残響の強さを測定する計器。残響音の強さが60デシベル減衰するまでの時間を残響時間という。
ざんきょう‐しつ【残響室】
壁・床・天井などの音の反射率を大きくし、残響が長時間続く部屋。自動車の遮音性能の評価や音響材料の吸音率の測定などに用いられる。→無響室
ざんきょう‐じかん【残響時間】
室内や音楽ホールなどにおいて、音源が振動をやめたあと、残響音の強さが60デシベル減衰するまでの時間。音場の容積V立方メートル、表面積S平方メートル、壁の平均吸音率αの場合、残響時間Tはセービンの...
ざんき‐りょう【残気量】
肺に空気を深く吸い込み、できるかぎり吐き出したのちに残る空気の量。肺活量と残気量の和が肺気量となる。
ざん‐きん【残金】
1 支出後に手もとに残った金。 2 支払うべき金額の未払い分。「月賦の—」
ざん‐ぎく【残菊】
重陽の節句を過ぎたあとの菊。また、晩秋・初冬まで咲き残っている菊の花。残る菊。《季 秋》「—や昨日逃げにし酒の礼/太祇」
ざんぎく‐の‐えん【残菊の宴】
平安時代以降江戸時代のころまで、陰暦10月5日に宮中で残菊を観賞して催された酒宴。《季 秋》
ざんぎくものがたり【残菊物語】
村松梢風の短編小説、および同作を表題作とする小説集。作品は昭和12年(1937)9月、雑誌「サンデー毎日」増刊号に掲載。作品集は翌年刊行。梨園を舞台に、歌舞伎俳優2代目尾上菊之助の悲恋を描く。映...
ざん‐ぎゃく【残虐/惨虐】
[名・形動]人や生き物に対してする行為のむごたらしいこと。また、そのさま。「—な行為」 [派生]ざんぎゃくさ[名]
ざん‐ぎょう【残業】
[名](スル)規定の勤務時間を過ぎてからも残って仕事をすること。また、その仕事。超過勤務。「—して仕事を片づける」「—手当」