ジェープサイ‐りゅうし【J/ψ粒子/J/プサイ粒子】
チャームクオークとその反クオークからなる素粒子。中間子であるチャーモニウムの一。質量は陽子の約3.3倍、電荷は零、スピンは1。1974年、米国のスタンフォード線形加速器センター(SLAC)でB=...
こう‐し【光子】
電磁波として知られる光を、量子論の立場からとらえた場合の粒子で、質量零、スピン整数の素粒子。記号γ フォトン。光量子。
さんじくがた‐えいせい【三軸型衛星】
《3-axis stabilized satellite》衛星本体の重心において、直交する三軸方向にフライホイール(弾み車)を回転させることで、姿勢を安定させる制御方式をとる人工衛星。機構が複雑...
げんし‐せん【原子線】
中性原子からなる粒子線。原子や原子核の性質や構造に関する研究に利用される。電子にスピンがあることを示したシュテルン・ゲルラッハの実験は銀の原子線を用いて行われた。原子ビーム。
こうかん‐りょく【交換力】
素粒子間で、粒子をやりとりする形で及ぼしあう力。素粒子の位置・スピン・荷電が交換される。
げんし‐じしゃく【原子磁石】
原子を一つの磁石と見なしたもの。原子核のまわりを回る電子、および原子核と電子のスピンにより磁性が生じる。
グラビティーノ【gravitino】
素粒子物理学の超対称性理論から導かれる未知の超対称性粒子。重力を媒介する粒子グラビトンの超対称性パートナーであり、スピン3/2をもつフェルミ粒子。グラビトン、グラビティーノともに未発見。
グラビトン【graviton】
重力子。重力場を量子化するとき現れる重力場の量子。理論的にはスピンが2で質量がゼロであることがわかるが、現時点では、重力場に関する量子効果は発見されていない。→グラビティーノ
ゲージ‐りゅうし【ゲージ粒子】
ゲージ理論で、素粒子間の相互作用を媒介するスピン1のボース粒子の総称。電磁相互作用における光子、弱い相互作用におけるウイークボソン、強い相互作用におけるグルオンなど。ゲージボソン。
ケー‐ちゅうかんし【K中間子】
核力を仲介する素粒子。中間子の一。1947年に宇宙線から発見。電荷は正・負・中性の3種あり、スピンは零。崩壊してμ粒子とニュートリノ、またはπ中間子になる。1964年、中性のK中間子の崩壊におい...