たち‐なら・す【立ち均す/立ち平す】
[動サ四]踏みつけて平らにする。また、平らにするほど、その地を幾度も訪れる。「海石榴市(つばきち)の八十(やそ)の衢(ちまた)に—・し結びし紐を解かまく惜しも」〈万・二九五一〉
たち‐なら・す【立ち慣らす/立ち馴らす】
[動サ四]なれて親しむようにする。なじませる。「さを鹿のわきて—・すらむも心ことなり」〈枕・六七〉
たち‐なら・ぶ【立(ち)並ぶ】
[動バ五(四)] 1 並んで立つ。「沿道に群衆が—・ぶ」「アパートが—・ぶ」 2 才能・力量などが同じほどである。肩を並べる。「技術で彼に—・ぶ人はいない」 [動バ下二]同列に並べる。同じよ...
たち‐な・る【立ち馴る】
[動ラ下二]いつもその場所にいてなれ親しむ。「局どもの前わたるいみじう、—・れたらむ心地もさわぎぬべしかし」〈枕・九二〉
たち‐ぬい【裁(ち)縫い】
[名](スル)布を裁って縫うこと。衣服などを仕立てること。針仕事。さいほう。「夜鍋仕事に—する」
たち‐ぬ・う【裁ち縫ふ】
[動ハ四]布を裁って衣服などに縫う。「—・はぬ衣(きぬ)着し人もなきものをなに山姫の布さらすらむ」〈古今・雑上〉
たち‐ぬ・る【立ち濡る】
[動ラ下二]立ったまま雨などに濡れる。「あしひきの山のしづくに妹(いも)待つと我(われ)—・れぬ山のしづくに」〈万・一〇七〉
裁(た)ち縫(ぬ)わぬ衣(きぬ)着(き)る人(ひと)
《縫った布の衣服を着ないで、木の葉などを着る人の意》仙人のこと。
たち‐の‐うお【太刀の魚】
タチウオの別名。
たち‐の‐お【太刀の緒】
⇒佩(は)き緒